血液浄化センター



血液浄化センターはどんなところ?
 ベッド数は19床、19台の透析機器で血液中の老廃物を取り除き、水分や電解質のバランスを整え、きれいになった血液を再び身体に戻す透析を主に行っています。
 透析は一回3〜4時間かかりますので、患者様が少しでもくつろげるように休憩スペースも整え、私たちスタッフは安全で安楽な治療ができるように頑張っています。


どんな治療をしているの?
  腎臓は尿を生成し、老廃物を体外に排出することで体内環境を整える働きをしています。しかし
   この機能が著しく低下すると、体内に不要な毒素や水分がたまってしまいます。
  本来の働きを助けるため、人工的に腎臓の機能を代行(主に水分調整と老廃物の除去、電解
   質の補正)する血液浄化療法を行っています。

当院で行っている血液浄化療法
 
血液透析(Hemodialysis:HD)
   血液と透析液とを半透膜(分離膜)を介して、間接的に接触させて拡散(diffusion)と
   限外濾過(ultrafiltration)により、老廃物や余剰水分の除去を行います。

  血液濾過透析(Hemodialysisfiltation:HDF)
   血液透析と血液濾過の特徴を備え持つことで、血液透析ではなかなか除去しきれない、
   大分子量物質や低分子蛋白物質までの幅広い毒素を一度に除去することができます。
   濾過量が多くなると、たんぱく質を作ったり体内で様々な用途で用いられるアルブミンが
   抜けるなど、すべての患者様に有効とは限りません。
   その患者様にあった血液浄化療法を選ぶことが大切です。

  持続的血液濾過透析(Continuous Hemodialysisfiltation:CHDF)
   循環状態の不安定な患者様に対して、血液循環をゆっくり時間をかけて行う方法で、集
   中治療領域においても行うことのできる血液浄化療法です。
   適応する疾患は、急性腎不全・急性心不全・敗血症などです。

  血漿交換(Plasma Exchange:PE)
   血漿中に存在する不要な成分を体外循環により分離して除去します。除去した血漿に見
   合う分は、新しい血漿または置換液で補う治療です。
   不要な成分を取り除くだけでなく、生体にとって必要な物質の補充もできます。
   適応は、薬剤等の内科的治療のみでは困難な肝不全や膠原病等の患者様です。


透析のしくみ(原理)
  拡 散
   半透膜を境にして濃度の異なる溶液を入れると、中の物質は濃度の高い方から低い方に
   移動し、最終的に混ざり合って濃度は均一になります。
   この現象を拡散といい、小分子量物質の移送に優れています。

  限外濾過
   半透膜を境にして水をいれ、一方を加圧するとその圧力にしたがって水は半透膜を通過し
   他方側に移動します。この水の流れに伴って溶質が移動する現象を濾過といいます。
   溶質は膜の孔径に近いサイズまで除去可能であり、より大きな分子量の移送に優れてい
   ます。また、濾過流量が多いほど、溶質の移動も増大します。


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